モミモミ揉んで乾燥させる石川県・能登の「もみイカ」

公開日: 更新日:

 最近、頻繁に出かけている石川県・能登半島。魚も野菜も肉も、そして地酒もうまい。

 先日は、金沢に行くと毎回足を運ぶ料理屋さんで、「能登のもみイカ」を出してもらった。日本酒が進みすぎて困った、困った。

 もみイカとは、聞くと

「スルメイカの丸干し」。スルメイカを塩漬けにし、下味をつけ、イカわたを手で揉みつぶし、それから乾燥させて作る。能登で昔から作られているとのこと。食べる前に表面をあぶる。中のイカわたもそのまま食べられる。この苦みが実にいい感じだ。

 能登町観光ガイドのホームページによると、能登半島の北東部には能登小木港という小さな港があり、能登半島のイカの大半がここで水揚げされるとのこと。能登小木港が、青森県の八戸港、北海道の函館港と並ぶ「日本三大イカ釣り漁港」とされているとは知らなかった。そういえば、能登のいしる(魚醤)には、イカの内臓などで作ったイカいしるもある。これも、煮物や炒め物などにちょろっと入れるとうまみが増しておいしいんだよな。

 小木について調べていたら、小木の「道の駅」の写真が。その名も「イカの駅つくモール」。イカのモニュメントがどーんとあるこの場所では、小木港とイカ漁の歴史が学べ、小木名物のイカ料理を堪能できるという。次に能登半島に行ったら、ここへGO。 (和)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択