暑い夏になると高校時代の熱血先生を思い出す やかんを手に巡回
「長年、勤めさせていただいたこの東高を去ることになりました……寂寥感に堪えません。ここで、おまえたちに言っておかなければならないことは、おまえたちの実行力、プラグマティズム、これが欠けていることです。これは、寝ても覚めても私の頭から離れません……。それでは行ってまいります」
山形東高校では遠方への修学旅行はなく、1年に1回、近場の遠足がありました。その年は、生徒の希望で松木先生が校長に赴任した高校が目的地となったそうです。その遠足で、松木先生はお菓子の袋をたくさん用意して待っていた……そう、人づてに聞きました。