著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【クルミ】糖尿病・心血管疾患・死亡のリスクを低下させる

公開日: 更新日:

 クルミの健康効果を研究した知見も豊富で、ハーバード大学の研究では毎日ひとつかみのクルミを摂取すると、2型糖尿病や心血管疾患、死亡などのリスクが低減され、さらに平均寿命が延伸する可能性があることが報告されています。

 オーストラリアの大学生を対象にした実験でも、1日2オンス(約56グラム)のクルミを16週間にわたり摂取したことで、メンタルヘルスや睡眠の質の向上が明らかになりました。その他にもピロリ菌感染による疾患を予防できたり、消化管内の特定の腸内細菌が増え、血圧とコレステロールを改善させる可能性が報告され、その健康効果に期待が集まっているのです。

 今年の春に発表された研究でも、中高生が1日にクルミを30グラム摂取すると、注意欠陥多動性障害(ADHD)を含む思春期の認知機能や心理的成長に良い影響を与える可能性があることがわかっています。

 時間栄養学的な視点から考えると、オメガ3脂肪酸の摂取は朝がおすすめです。体内時計をリセットしてくれる働きのあるインスリンというホルモンを分泌して、朝からシャッキリと活動できる体づくりに役立つでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主