【クローブ】体を温める働きで過剰な水分を発散し鼻水を改善
鼻水が止まらなくてつらい……でも、薬を飲むと眠くなるし、目や喉が渇いて困る……。冬場は昼と夜、あるいは家と外の急激な温度変化による「寒暖差アレルギー」で、鼻水が出やすくなります。鼻粘膜の血管が広がって腫れることで引き起こされ、水っぽくサラサラの鼻水があふれ出す特徴があります。
また、シニアの場合、「老人性鼻炎」による鼻水も多くみられます。鼻粘膜には、呼吸の際に鼻を通過する空気の温度や湿度を調節する働きがありますが、加齢によってその機能は低下します。若い頃は、弾力があった粘膜が徐々に萎縮し、鼻から吸った空気の温度を上げることができなくなり、鼻腔内で冷えることによって水分が結露した状態になり、鼻水になってしまうのです。こちらもサラサラした鼻水で、とくに寝起きや朝方に多く症状が現れ、冬や食事の時に悪化しやすい特徴があります。
たかが鼻水といっても、不快感が続き生活の質を大きく下げる原因になります。食養生で対策を講じましょう。
中医学において、鼻水は体内に余分な水がたまり、鼻からあふれ出ると考えます。また、透明で水っぽくサラサラの鼻水は、体が冷えていることが大きな原因。よって、体を温めて過剰な水分を発散することが対策となります。