池田陽子
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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ニンニク】体を温めて「気」と「血」を巡らせ肋間神経痛を撃退

公開日: 更新日:

 胸や背中がズキズキ痛んでつらい……。肋骨に沿って激しい痛みがある「肋間神経痛」。肋骨の下を走る神経になんらかの原因で痛みが生じる疾患です。

 原因はさまざまですが、比較的多くみられるのが肋骨の骨折などの外傷や圧迫、帯状疱疹などの寒冷刺激などによるものです。脊椎の炎症、脊髄腫瘍、肺炎、大動脈瘤などの病気の初期症状の場合もあります。狭心症や胸膜炎の痛みが肋骨周辺に広がることで現れたり、帯状疱疹の治療後に発作が繰り返されるケースもあります。

 また、外傷や病気によるものではない場合もあります。ストレス、あるいは長時間同じ姿勢をしていたりすることで、体が歪み、神経が圧迫されたことにより引き起こされる可能性があるのです。

 症状としては、背中から脇腹、お腹にかけて急に電気が走るような痛み、ジクジクと長く続く痛みが生じます。上半身を動かしたり、深呼吸したり、咳やくしゃみをしたときに痛みが誘発される場合もあります。

 骨がもろくなっているシニアの場合、圧迫骨折による発症が多くみられます。年齢が上がるほど、脊椎は異常をきたしやすく、リスクが高まります。病院を受診して原因を探り対策を講じるとともに、食養生でも痛みの改善を図りましょう。

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