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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

アメリカで水道水が危機に…半分近くから危険な化学物質が検出

公開日: 更新日:

 アメリカの水道は、インフラの老朽化や化学物質の混入により、常に水質汚染が大きな問題になってきました。ニューヨーク州北部のバッファローでは、古い水道管から鉛が溶け出し、多くの子供たちの血液中の鉛濃度が上昇しています。こうした古い鉛管は全米に広がり、1億8千万人が鉛汚染にさらされているという数字さえあります。

 PFASに関しても、これまで自治体レベルで問題視されていたのが、今回ようやく国が規制に乗り出しました。ではなぜこれまで放置されて来たのか? 環境活動家は「利益を優先してきた化学業界に責任がある」と指摘します。

 その化学業界が今後この規制に対して、法的な異議申し立てを行い、施行が遅れる可能性も懸念されています。

 もしトランプ前大統領が11月に大統領選に勝利した場合、就任後にこの規制を弱めるか撤廃することも考えられ、アメリカの水道水からPFASが完全に除去されるまでには、まだまだいくつものハードルが予想されます。

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