著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

肥満症の特効薬は睡眠時無呼吸症候群も治す…発売元の製薬会社が発表

公開日: 更新日:

 肥満症の特効薬「ゼップバウンド」が、睡眠時無呼吸症候群の症状も軽減すると、発売元のイーライリリー社が発表し、大きなニュースになっています。

 睡眠時無呼吸症候群は、中等度では少なくとも1時間に15回呼吸が停止します。そのため十分な睡眠をとるのが難しく、高血圧心臓病糖尿病脳卒中認知症などのリスクが高まると考えられています。治療法としては、CPAPと呼ばれる装置で、睡眠中に鼻からチューブで空気を送り込むのが一般的です。

 アメリカでは2000万人もの人が、睡眠時無呼吸症候群に悩んでいると推定されています。しかし多くが症状に気づいていないことも、大きな問題になっています。

 イーライリリー社は今回、CPAPを使用していた肥満症または太り過ぎの200人に対して治験を行いました。その結果薬を投与された患者は、呼吸が止まる回数が1時間当たり平均27.4回減少。それに対しプラシーボのグループでの減少は、わずか4.8回にとどまりました。

 関係者が驚いたのはこの劇的な効果だけではありません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー