著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

新たな脅威「ゲリラ豪雨」が及ぼす健康への影響は?

公開日: 更新日:

 世界保健機関(WHO)によれば、暴風雨や洪水などの気象災害は、1970年から2019年の50年間で、約5倍に増加していると見積もられています。異常気象の多くは、気温や気象パターンの長期的な変化に伴う気候変動によって生じていると考えられており、その原因のひとつに地球の温暖化を挙げることができます。

 適度な降雨は、夏場の暑さを緩和し、大気中に浮遊する汚染物質を洗い流す作用が期待できます。一方、激しい降雨が長引くと、気象災害だけでなく感染症の蔓延など人の健康状態にも悪影響を及ぼす可能性があります。そんな中、降雨と死亡リスクの関連性を検討した研究論文が、英国医師会誌の電子版に24年10月9日付で掲載されました。

 この研究では、34の国または地域における、総死亡1億995万4744件、心臓病による死亡3116万4161件、呼吸器(肺など呼吸に関連する臓器)の病気による死亡1181万7278件が分析対象となりました。また、気象衛星の観測データや地上における気象データから、過去の気象状況と降水量が見積もられました。これらのデータを用いて、激しい降雨と死亡リスクの関連性が統計的に解析されています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 2

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  3. 3

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  4. 4

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情