日向灘で「3日に1回」地震頻発は南海トラフの前兆か? 専門家に聞く…13日夜は震度5弱の揺れ

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 過度に気を揉む必要はないが、普段から用心するに越したことはない。気象庁は今回と昨年8月の地震について〈一連の活動とみられる〉との認識を示し、〈いつ地震が発生してもおかしくない〉と備えを呼びかけている。

■日向灘はもともと地震活動が活発

 実際、日向灘では地震が頻発中だ。8月に震度6弱を観測して以降、14日までに発生した震度1以上の有感地震は計49回。ザッと1カ月に10回、3日に1回は揺れている。

「南海トラフの場合、プレートの境界がガッシリと組み合い、どんどんエネルギーをためている状態です。それが一気に放出されると巨大地震が引き起こされるわけです。一方、日向灘はもともと地震活動が活発で、エネルギーを少しためては出すことを繰り返しています。ひとたび規模の大きな地震が発生すれば局地的な被害をもたらす恐れはありますが、南海トラフ地震のように西日本全域に被害をもたらすとは考えにくい。ただ、地震が頻発する傾向にはあるので、日ごろの備えが大事です」(青木准教授)

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