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黒岩泰株式アナリスト

トランプ大統領の“戯言”に騙されるな! 情報をいろいろ集めると「本当の狙い」が見えてくる

公開日: 更新日:

 また、イーロン・マスク氏は「欧米の関税は将来的にゼロにすべき」と発言。ベッセント財務長官も「中国以外の国の自由貿易圏をつくるべき」と発言している。つまり、中国以外は「撤回」が前提条件になっているのだ。

 日本国民は素直なのでマスコミのことを完全に信じている。

「トランプは自由貿易の敵」「関税なんてもってのほか」などと思っている。

 しかし、よ~くいろいろな情報を集めていると、トランプ関税の「ハッタリ度合い」が分かるというもの。

 恐らく将来的には「泣くの損した」と同じことになるのではないか。

■アメリカを取るか?中国を取るか?

 トランプ政権は今、「踏み絵」を行っている。アメリカを取るのか、それとも中国を取るのか--。

 世界覇権を争っているからだ。当然、日本は安全保障をアメリカに委ねているので、最終的にはそちらに擦り寄るしかない。牛肉やコメなどにかかる関税を撤廃し、「非関税障壁」の一部を取り払うことになる。

 シニアにでもなれば、トランプの交渉術くらいは見破れるはず。

「中国抜きの自由貿易圏(新TPP)」

 これがトランプ大統領の狙いである。なので、決して怒ったり泣いたりせず、“戯言”には騙されないようにしたい。

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