トランプ大統領
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トランプ政権、1945年以降の米外交の基本を変える
2期目を迎えた米トランプ政権が次々と対外政策を打ち出してきた。 ▽メキシコ、カナダに関税25%付与↓国境警備とリンクし保留 ▽メキシコ湾をアメリカ湾と呼ぶ。抵抗する者(AP通信)には制裁 ▽鉄鋼、アルミ輸入関税25...
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トランプ老大統領にベッタベタの属従外交は「下の下」策だ
先々週の本欄で、訪米前の石破茂首相が「米国の言うことを何でも聞きますからどうぞお目こぼしを、などというつもりは全くない」と威勢の良いことを言っていたので、トランプ大統領と会った時に何が起きるか楽しみだ、という趣旨のことを述べた。とこ...
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静かに始まった反トランプのレジスタンス…2.17「大統領の日」には抗議行動が全米で同時開催
ニューヨークの中心タイムズスクエアで、不法移民の強制送還への抗議集会が開かれた。2月9日(日)のことだ。 移民の街ニューヨークにはいわゆる不法移民が50万人以上住んでいる。その多くが中南米の圧政や貧困、ギャングの暴力などから...
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日米従属関係を見直す好機だ 石破訪米を「大成功」と報じた大メディアの目は節穴
媚びただけの日米首脳会談を成功と持ち上げたメディアが自動車、鉄鋼への関税に慌てふためき、 「日本にも重大影響」などと報じる笑止。トランプが世界秩序の破壊者であるという認識がないからだないからだ。 政府は慌てて「日本は除外して...
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マトモな決着は期待薄!首脳会談で相対する米トランプと露プーチンの思惑…近づくウクライナ停戦交渉は“当事者抜き”
ウクライナ侵攻から丸3年が迫る中、停戦交渉が急加速している。ただし、NATO(北大西洋条約機構)加盟など、安全保障の確約を交渉条件とする当事者のゼレンスキー大統領は蚊帳の外。「就任から24時間以内に終わらせる」と豪語していた米国のト...
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役者気取りのお騒がせ トランプの大ボラなど相手にしなけりゃいいのだ
就任からひと月も経たないが、トランプ流が見えてきた。矢継ぎ早に派手な言動をぶちかまし、大向こう受けを狙ったハッタリも多い。億を超えるフォロワーにSNSで自ら発信し、メディアをひっかき回すトランプ流をマトモに相手にするバカバカしさ。 ...
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トランプ銃撃から1カ月後にXでオンライン対談…実はマスクにとっての「就活」だった
2024年7月、共和党の大統領候補だったトランプは、東部ペンシルベニア州でのキャンペーン集会中、暗殺未遂に遭った。その直後、マスクはトランプへの支持を突然表明する。 高性能ライフルから発射された銃弾の軌道が数センチそれていれ...
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米国にノーと言えるフランスの記者から見た日米首脳会談
どの国の首脳にとっても、米国のトランプ大統領との会談は容易な経験ではない。トランプ氏の姿勢、発言などを予想できないからだ。 先週行ったトランプ氏と石破首相の会談は「うまくいった」と日本の外務省が言う。確かに、目立った問題はな...
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ツイッター買収で情報発信の強力な道具を手に入れるも…「陰謀論」にのみこまれ変質
「ツイッターが信頼を得るためには政治的に中立でなければならない。政治は悲しみを生み、政治は戦争であり最初の犠牲者は“真実”だ」 マスクは2022年のツイッター買収に際して、自身の信条をこう明かしていた。今の政治まみれの姿からは...
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トランプ政権が独裁へ一直線!AP通信の取材禁止で大騒ぎだが…日本首脳の会見も構図は似たり寄ったり
米ホワイトハウスが11日、同国を代表する報道機関「AP通信」の大統領執務室での取材を禁止したことが話題となっている。 トランプ大統領がメキシコ湾を「アメリカ湾」に改称する大統領令に署名した際、AP通信は「世界中にニュースを配...
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トランプ詣でが無事に終わって大ハシャギ…舞い上がる石破首相の大いなる勘違い
袖にされたり、高額関税を突きつけられなかっただけで「大成功」と欣喜雀躍の石破首相。政権運営に自信を深めているらしいが、もともと御しやすい相手だから、あえてケンカを吹っ掛けずに上納させるだけのこと。波乱はこれからで、首相も野党もメディ...
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石破首相はヨイショまみれ日米首脳会談を自画自賛…“石破構文封印”のドヤ顔に野党議員「日本の国会でもそうすべき」と冷ややか
「NOと言ってしまうと話が全部ぶち壊れる」「否定されることが大嫌いだというので否定はしない。『石破構文』風にグダグダも言わない」 7日午前(日本時間8日未明)に行われた日米首脳会談を振り返り、9日の日本テレビの番組でこうドヤ顔...
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いじめられっ子から夢見るSF少年に…究極の目的は「人間を宇宙人化させること」
米大統領の座に返り咲いたドナルド・トランプに影響を与え“共同大統領”の異名を取る実業家イーロン・マスク。複雑な家庭環境を抱えて17歳で南アフリカを離れ、紆余曲折の末に、53歳の若さで世界一の富と最高権力者の側近という2つの地位を手に...
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媚びて、おもねて、“満額回答”? 歯が浮くような日米首脳会談報道には唖然だ
石破官邸や霞が関が「総力戦」で臨んだトランプ大統領との首脳会談。まるで腫れ物に触るようにご機嫌伺いに終始し、対米投資額を積み増し、防衛費増を約束した見返りは何なのか。 ガザを追い出す狂気の大統領に首相もメディアも、かくもへつ...
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トランプ大統領が日鉄買収計画めぐり「過半数出資ない」と明言…「言うべきことは言う」の石破首相のドヤ顔は何だったのか
「おおむね成功」「ディール(取引)は求められなかったようだ」――。石破茂首相(67)とトランプ米大統領(78)による日米首脳会談後、日本国内ではこんな声が広がっていたが、一転して冷や水を浴びせられたようだ。 トランプ氏が9日、...
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トランプ大統領が表明 USスチール問題「買収ではなく投資」の今後…日本製鉄に妙案はあるのか?
「買収ではなく、多額の投資で合意した」 日本製鉄によるUSスチール(USS)の買収計画について、日米首脳会談後の記者会見でトランプ米大統領がこう表明。どうやら日本側が計画の「修正案」を提示したらしく、石破首相は9日に出演したN...
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石破・トランプ首脳会談“陰の立役者”はお土産の「金色の兜」? 納品した鳥取の人形店店主は「驚いた」
懸念された関税への言及もなく、表面上は成功に終わったように見える日米首脳会談。石破首相が日本から持ち込んだトランプ大統領へのお土産が注目を集めている。 「贈呈品として用意したのは、石破首相の地元・鳥取市に本社を置く老舗人形店『...
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ICCトップは日本人…石破・トランプ初会談前日に大統領令で「制裁」とはナメられたもんだ!
トランプ米大統領が6日(現地時間)、国際刑事裁判所(ICC)の関係者に制裁をかける大統領令に署名した。パレスチナ自治区ガザ攻撃を巡り、イスラエルのネタニヤフ首相らに戦争犯罪などの容疑で逮捕状を出したことへの対抗措置だ。 IC...
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石破首相初の日米首脳会談は「トランプよいしょ劇場」…銃撃写真を「歴史に残る一枚」と持ち上げる
とことんトランプ大統領を「よいしょ」し、米国に媚びへつらう日米首脳会談だった。石破首相は7日(日本時間8日未明)、トランプ米大統領とワシントンのホワイトハウスで初めて対面で会談した。 「大統領はあの時、神様から選ばれたと確信さ...
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最悪タイミングの石破渡米 トランプには「力による現状変更」を認めるのか
訪米では従来通りの日米共同声明が用意されているらしいが、その一方で狂乱大統領がぶち上げたガザ所有。民族を追い出し、国を潰す暴挙に国際社会から猛烈な批判が上がっている中、石破首相はニコニコ握手を求めるのか。 ◇ ◇ ◇ ...
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フジ・メディアHD経営陣を動かした“モノ言う株主”の市場観とは? 日本の有力アクティビストに聞いた
株価が乱高下したフジ・メディア・ホールディングス(HD)の経営陣を動かしたのは、週刊誌報道だけではない。モノ言う株主(アクティビスト)の存在が大きい。村上ファンドのメンバーでもあった日本の有力アクティビストに、日米アクティビストの思...
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米トランプ大統領が「ガザ所有」を唐突に宣言 リゾート開発に意欲みせるおぞましさ
「米国が引き継ぎ、所有する」──。イスラエルによる攻撃で壊滅的な被害を受けたパレスチナ自治区ガザをめぐり、トランプ米大統領がブチ上げた「復興計画」に世界中が唖然だ。 トランプ大統領は4日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ...
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石破首相はトランプとの会談で「武器爆買い」要請に耐えられるのか
石破茂首相は6日から訪米し、7日にトランプ大統領との初会談に臨む。「サンデー毎日」2月9日号で田原総一朗のインタビューに応じた石破は、トランプにどう向き合うのかを問われて、「米国第一だの、MAGA(米国を再び偉大に)のために世界があ...
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「トランプとケミストリーが合う」だって? 石破さん、あなたのお気楽に国民は絶句だ
どこから聞いてきたのか、トランプが相手の言うことをよく聞くという情報に、「自分と似ている」などと思っているらしいお気楽首相。仲良くなる以前に、あなたは支離滅裂のトランプ流を是認するのか。腰が定まらず、嫌われないように恐る恐るの石破官...
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米国vs中国「関税バトル」で報復合戦が始まった! 日本産業を襲う「逆風」と意外な「追い風」
米中の貿易戦争が再燃だ。トランプ米大統領は4日、中国からの輸入品に10%の追加関税を発動。さらなる引き上げもチラつかせつつ、週内にも中国の習近平国家主席との電話会談に臨む予定だ。メキシコとカナダへの25%の関税は1カ月延期したが、中...
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ご機嫌取りの訪米メニュー…いまからトランプに媚びれば日本は世界から孤立する
この日の株価が象徴だが、自由貿易からの逆行、貿易戦争への懸念から世界が身構えているトランプ暴挙。緊迫の中、訪米する石破首相は何をどう交渉するのか。 米国のガスを買い、ともに中国敵視で歩調を合わせ、武器爆買いの朝貢外交を今、世...
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「トランプ関税」が東京市場を直撃!日本株は2.18に再下落か…“報復合戦”勃発なら米国株の大暴落も
東京市場が「トランプ関税」に直撃された。 3日の東京市場は、結局、前週末比1052円40銭安の3万8520円09銭で取引を終えた。東証プライム市場の9割が値下がりとなる、ほぼ全面安の展開だった。 アメリカのトランプ政...
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トランプ大統領の関税引き上げ交渉が影響か…夏にかけ日経平均はいったん下落の可能性
トランプ米大統領が先月20日に就任した。予想通りマーケットは大きく反応し、NYダウや日経平均を乱高下させている。“トランプ時代”の資産運用はいっそう難しくなりそうだが、投資のプロは、日本経済の行方をどう見ているか。賢い資産運用術とは...
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ロクでもないことになる不安と懸念…石破訪米にはイヤーな予感しかない
首相動静を見ていると、必死で訪米の準備をしているようだが、狂気のタリフマン相手に媚びるのか、諌めるのか。それを世界はどう見るのか。「楽しみにしている」と言われたが、何を求められるのか。国益を主張し合えるのか。最悪タイミングの訪米の行...
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トランプ政権ついに強気から一歩後退…連邦補助金凍結を撤回、「民主党の初勝利」の声も
トランプ就任式の当日から大量に出された大統領令は、今も国内外に混乱を呼んでいる。不法移民の強制送還を筆頭に「情報の洪水を起こし、相手を撹乱させる」戦略であることは、トランプ側も認めているところだ。 ところが就任10日目の1月...