ちきり清水商店 清水喜市郎社長(1)天明2年創業、焼津の老舗かつお節屋の19代目として
物心ついた頃から19代目を期待され、自宅そばの本社事務所で遊ぶことが多かった。そのため、いつの間にか物おじせず、社交的な性格が身についた。
「幼い頃からクラスの人気者で、友達がふざけて左右から腕を引っ張りっこするもんだから肩が脱臼したことがありました(笑)」
地元小学校から島田市内の静岡大学付属島田中学に進学。
「当時、市内の公立中学は男子全員、丸刈りだったんです。それが嫌で嫌で、髪形が自由だった付属中に入学しました。でもこれが大失敗。同級生は皆、本当に頭が良くて授業についていくのが大変でしたよ。アハハハハ」 =つづく
(ジャーナリスト・高鍬真之)