重くて長いクラブで素振り
野球のマスコットバットで素振りをしているという人もいるかもしれない。しかしプロに聞くと、野球のバットをビュンビュン振る素振りはゴルフスイングにはあまりよくないという。全身を使ってタイミングのよいスイングを覚えるには重くて長いクラブのほうがよいという。
昔は長い竹ぼうきで素振りをするというプロが多かった。しかし今は長さが45~50インチぐらいの、重さが600~700グラムもある野球のバットを細長くしたような素振り用のドライバットなるものが市販されている。
練習するときにはこれで必ず素振りをするというプロが多い。
若いころからゆったりとしたスローテンポでスイングをしていた加瀬秀樹プロは、「ゴルフを始めたころから長くて重いクラブで素振りをしていたので、いつの間にか自然にスイングがゆっくりになった」と言っている。
(日本ゴルフジャーナリスト協会顧問・菅野徳雄)