開花した日ハム大谷、伸び悩む阪神・藤浪…今後どうなる?
25日の広島戦。阪神先発藤浪は、憧れのマエケンと投げ合い6回3失点で降板。七回に上本の同点弾が飛び出し、藤浪の負けは消え、阪神が4-3で勝った。
高卒1年目にいきなり10勝を挙げた藤浪も、今季は輝きを失っている。ここまで16試合に登板、7勝4敗、防御率3・46。昨年の同時期(16試合、8勝4敗、同2・56)と比較しても数字は悪い。
藤浪とよく比較されるのが、やはり高卒2年目の日本ハム大谷だ。前代未聞の「二刀流」は、投手としては15試合で9勝1敗、防御率2・23。打者でも3割近い打率(・291)に本塁打5本、22打点をマーク。バットでも貴重な戦力になっている。
今季の大谷は筋トレ効果が表れて、胸板が厚くなり、腰回りや足の筋肉も太くなった。腹筋はきれいに割れて、厚沢コーチからは「仮面ライダーみたい」と言われている。
一方の藤浪は昨オフ、「体重を90キロぐらいまで増やしたい」とトレーニングに精を出したが、体(197センチ・85キロ)に大きな変化は見られない。キャンプでも特に走り込んだり、投げ込んだりもせず、チーム内からは「若いんだから、もう少しがむしゃらに練習してもいいのでは」との声も聞こえてくる。