食細く体重も増えず…ロッテ"京大君"田中英が不安抱え入寮
「京大君」ことロッテの新人・田中英祐(22、京大)が7日、さいたま市のチーム選手寮に入寮。「いよいよ始まるんだな、という気持ち」とプロとしての第一歩を踏み出したが、早くも「ある問題」にアタマを抱えている。それは食が細いという点だ。
田中は京大時代、食生活が不安定だった。「昼は学食や定食屋で食べましたが、夜はコンビニ弁当を食べたり食べなかったり……」(田中)といった具合で、食にこだわるタイプではなかった。
ところが昨年12月、寮見学に訪れた際に食堂で提供された食事を見てア然ボー然。ステーキ、魚、サラダなどが所狭しと並べられ、「一般的な野球選手が取る食事」が食べ切れなかったという。これがトラウマになっているのか、本人は「寮の食事はおいしいし、栄養管理もしてもらえるのはいい。でも、僕が(その量を)どれだけ食べられるか……」と不安を抱いているのだ。
おまけに「食べても太らない体質」。大学入学時の65キロから、4年間かけて現在の75キロに。しかし、「これ以上は増えないんです。僕は食べる方じゃないですし、体重はむしろ落ちやすい。何とか減らさないためにも食べないといけないのですが……」と頭を抱えている。
プロ野球選手は体が資本だ。食は基本中の基本で、トレーニングや技術以前の問題。話題のルーキーが早くも壁にブチ当たっている。