ベーブ・ルース超えも…イチローに懸念される出場機会激減
イチロー(41)は22日(日本時間23日)のオリオールズ戦に「7番・左翼」で6戦ぶりのスタメン出場。二回の第1打席で左前打を放ち、通算2874安打とし、ベーブ・ルース(同2873安打)の記録を抜いた。
大記録を達成しても出場機会は激減しそうだ。
成績不振を理由に解任されたレドモンド監督の後釜にダン・ジェニングズ監督が就任。20、21日のダイヤモンドバックス戦では、2戦連続で出番がなかった。
前監督は先発投手の代打にイチローの起用を優先してきたが、新指揮官は2戦連続で若手野手のソラーノ(27)を使った。19日の初陣ではバウアー(27)を今季初の4番で起用するなど、これまで出場機会の少なかった選手にチャンスを与えている。
マーリンズはここまで16勝26敗(勝率3割8分1厘)で首位ナショナルズとは8.5ゲーム差でナ・リーグ東地区最下位(21日終了時)。今後もチーム状態が上向かず、ポストシーズン進出争いから脱落すれば、主力を放出したり、若手への切り替えを図るのがこの球団の常套手段だ。ジェニングズ監督の若手優先の選手起用に拍車がかかる可能性は十分にある。