イチロー活躍も初陣飾れず…マーリンズ“転身監督”の正体
マーリンズで異例の人事が行われた。
成績不振を理由にマイク・レドモンド前監督を解任したマーリンズは18日(日本時間19日)、ダン・ジェニングズGM(54)の監督就任を発表した。
会見に臨んだジェニングズ新監督は「球団の信頼を感じて大変名誉に思っている。チーム一丸となってプレーオフ進出を目指したい」と抱負を語ったが、指導者としての手腕は限りなく未知数だ。
新指揮官は長らくマーリンズのフロントスタッフを務め、メジャーでの監督、コーチ経験はない。唯一の指導者経験は故郷のアラバマ州の高校でコーチを務めた程度だ。
早くもチーム外からはジェフリー・ロリア・オーナーの人選を疑問視する声が上がっているとはいえ、新指揮官はイチローにとってはプラスになりそうだ。
ジェニングズ新監督は1月にイチローの入団会見で来日した際「素晴らしい能力を持ったイチローが加わり、我々が15年シーズンに目指すことを実現してくれるはずだ」と絶大な信頼を口にした。この日の会見でも「自分が編成したチームを指揮できるなんて、これ以上幸せなことはない」と話しているだけに、現有戦力で戦い抜くことを示唆した。