協会重要行事を次々欠席 貴乃花親方に問われる理事の資質

公開日: 更新日:

 心機一転を図るからといって、職務を放棄していいことにはならない。

 3月の理事長選でのクーデターに失敗し巡業部長に就任した貴乃花親方(43)。もっか部屋の移転が話題になっているが、親方衆からは「私事にばかりかまけていないで、仕事もちゃんとやれ」という声が上がっている。ある親方は「5月場所前の稽古総見です」と、こう続ける。

「稽古総見は相撲協会の公式行事。理事の出席は当然、義務付けられているにもかかわらず、来なかったんですよ。理事の中で姿を見せなかったのは貴乃花親方だけです。しかも、彼の弟子もひとりとして来なかった。一体、何を考えているのか」

 貴乃花親方は相撲協会が4月に行った「各種不法事案排除の総合的対策について」の研修会も欠席している。違法薬物や賭博、暴力団排除など、今後の角界にとっても欠かせない勉強会だったのに、理事でひとりだけ欠席し、親方衆のひんしゅくを買った。

 そればかりではない。28日の若の里(現西岩親方=39)の断髪式も、出席を予定しながらドタキャンだ。公式の行事でないとはいえ、若の里は貴乃花に憧れて角界入りした力士。親方衆の間では「兄貴の若乃花も出席すると知ったから、欠席したのではないか。あの2人は犬猿の仲だから」と、ウワサされている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動