協会重要行事を次々欠席 貴乃花親方に問われる理事の資質
前出の親方が言う。
「巡業部長としての仕事も、どこまで真剣にやっているやら。5月場所は立ち合いの手つき不十分で、取り直しが多かったでしょう。ああいうのは普段の稽古から直していかないと、そうそう改善されるものじゃない。貴乃花親方は春巡業の土俵下で見ていたのだから、注意しようと思えば出来たはず。北の湖理事長が常々口にしていた『土俵の充実』も、そうした所作から徹底していかなければいけない。ただ座って見ているだけでは、仕事をしているうちに入りませんよ」
理事長選で敗れた後、「理事に与えられた役割をまっとうする」と宣言しながら、これではとても「まっとう」しているようには見えない。いや、本人は他の“仕事”を優先しているつもりでも、協会の要職に就いている以上、公式行事への参加は最優先してしかるべき。それが出来ないなら、理事の資格はない。