東京五輪“金30個”目標で浮上する「メダル年金」導入案
ちなみに、ドーピング違反でリオ五輪の出場が絶望視されていた韓国の競泳選手は土下座してまで出場資格を得た。彼は計4つのメダルを持ち、年金点数は110点を超えている。
インドネシア政府も今年から年金制度を導入。金メダルで月2000万ルピア(約20万円)、銀が月1500万ルピア(約15万円)、銅が月1000万ルピア(約10万円)が生涯支給され、引退した過去のメダリストも対象になっているという。
「今の大統領が決めた制度で、金額もその通りです。ただ、インドネシアの景気が悪くなったり大統領が代われば、減ったりなくなったりする可能性もあります。東京五輪まで同じ制度や金額が保障されているとは限りません」(インドネシア大使館)
日本はリオで多くのメダルを獲得した以上、4年後は「ホーム」での“失速”は許されない。
「五輪年金」なんて国民が認めるとは思えないが、「東京五輪で金メダル」を葵の御紋にしてはいけない。