年俸3.5億円サインも…G坂本“好成績翌年は低迷”のデータ
阿部は複数年契約期間中の12年に自身初のタイトルとなる首位打者、打点王の2冠を獲得。リーグMVPを獲得し、年俸は1億7000万円増の5億7000万円に大幅昇給した。わずか4年前の話で、15年の年俸5億1000万円から2年間で半減したことになる。「今年は開幕から50試合出られなかったのが一番大きかった」と悔しそうだった。
自己申告とはいえ、杉内は5億円から一気に5000万円に下がった。過去には小笠原(現中日二軍監督)も4億3000万円から7000万円になったことがある。ダメなら容赦ないのが最近の巨人のやり方。坂本も、だから安心はできない。
「坂本はプロ10年を終えたが、大きなケガをしない体の強さを原前監督は最も評価していた。半面、性格にムラがあるため、成績がギッタンバッコンすることも指摘していた。09年は打率.306の好成績ながら翌10年は.281。12年は.311で最多安打のタイトルを獲得しながら翌13年は.265と急降下。翌年は一気に下がる傾向があるんです」(チーム関係者)
プロの世界は一寸先は闇。来年はWBCなど、例年以上に負荷がかかる年だけに、油断は禁物である。