平昌五輪スケート テストでわかった油断できない韓国の風

公開日: 更新日:

「最終ラップ(周回)に入っても失速しないのにはビックリした」――。

 12日に閉幕したスピードスケートの世界距離別選手権(韓国・江陵)に出場した日本人選手の間から、こんな声が相次いだという。

 今大会は来年の平昌五輪で氷系種目の会場となる「江陵スピードスケート競技場」で行われたテストイベント。日本勢では女子500メートルで小平奈緒(30)が日本記録(37秒13)で優勝、1000メートル2位、高木美帆(22)は1500メートル3位、高木菜那(24)が新種目マススタートで2位。女子団体追い抜き(高木菜、高木美、押切美沙紀)は2位に入った。

 来年2月の五輪本番に弾みをつけたが、油断はできない。今大会は海外勢でも自己ベストを更新する選手が続出した。比較的、レベルの高いレースが展開されたのは会場の空調に起因しているという。

 リンクの天井には空調機器が設置されており、レース中は選手の進行方向に向かって風を送る仕掛けになっていた。この風が選手を後押しして好タイムが続出したといわれる。日本代表スタッフの風速計には、毎秒0.8メートルの追い風があったそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出