平昌五輪スケート テストでわかった油断できない韓国の風

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「最終ラップ(周回)に入っても失速しないのにはビックリした」――。

 12日に閉幕したスピードスケートの世界距離別選手権(韓国・江陵)に出場した日本人選手の間から、こんな声が相次いだという。

 今大会は来年の平昌五輪で氷系種目の会場となる「江陵スピードスケート競技場」で行われたテストイベント。日本勢では女子500メートルで小平奈緒(30)が日本記録(37秒13)で優勝、1000メートル2位、高木美帆(22)は1500メートル3位、高木菜那(24)が新種目マススタートで2位。女子団体追い抜き(高木菜、高木美、押切美沙紀)は2位に入った。

 来年2月の五輪本番に弾みをつけたが、油断はできない。今大会は海外勢でも自己ベストを更新する選手が続出した。比較的、レベルの高いレースが展開されたのは会場の空調に起因しているという。

 リンクの天井には空調機器が設置されており、レース中は選手の進行方向に向かって風を送る仕掛けになっていた。この風が選手を後押しして好タイムが続出したといわれる。日本代表スタッフの風速計には、毎秒0.8メートルの追い風があったそうだ。

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