野球留学生ゼロ 前橋育英・荒井監督が語るユニーク育成法

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――師匠とは?

「東芝から東映フライヤーズに行かれた、二宮忠士さんです。いすゞ自動車の監督と知り合いで、たまたま私が打撃で苦しんでいる時にアドバイスをくれたんです」

――どんなアドバイスですか。

「ワンバンと死球以外は、地球がひっくり返るくらい振ってみろ。打てなかったら守れ。守れなかったら走れ。走れなかったら声を出せ。何もできないやつは……夜逃げしろ、と」

■「経験を語るのは失敗談だけ」

――ユニークですね。

「シンプルで前向きな言葉。これが大事なんです。試合でも練習でもミスは起こるもの。反省は必要でも責めてはいけない。試合中にエラーすると、『ゲッツーを取るチャンスだぞ!』と言っているんです(笑い)。二宮さんには愚痴や悪口を言わないこと、『過去でものを言うな。過去でメシが食えるのは総理大臣と横綱だけだ』という言葉もいただいた。私も自分の経験を語る時は失敗談しか話しません。自慢話ほどつまらないものはないですから」

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