明徳義塾監督に聞く 清宮敬遠と「松井に怒られる」の意図
24日、清宮の早稲田実業(東京)と初戦で対戦するのが明徳義塾(高知)だ。馬淵史郎監督(61)は92年夏、星稜の松井秀喜を5打席連続敬遠して物議を醸した人。今回清宮に関しては「状況によって敬遠する」と言っているが、いくらなんでも、やりにくくないか。馬淵監督に聞いた。
――甲子園練習の時もそうでしたが、抽選会から敬遠の質問ばかりされて、ウンザリしませんか?
「(おだやかな表情で)いや、全然。これは勝負事だからね。別に……。あのチームには敬遠をしましたけどね」
――「5打席連続敬遠をするのか」と聞かれた時、監督は「そんなことはない。松井に怒られる」と話していた。その意図は?
「それはその通りでしょう。いや、他意はないんだけどね。(少し黙った後で)誰でも彼でも松井くんと一緒にするな、と言いたかった。そういう意味で言ったつもりなんですけどねえ……」
――当時の松井と今の清宮。レベルが違いますか?
「どうなんでしょうねえ。分からんねえ、今大会のことは……。(5打席敬遠は)夏やったからねえ。今はセンバツだからね」