苦しい白星発進 白鵬を悩ませるヒジ封印と土俵外での醜聞

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 白星発進も素直に喜べたかどうか。

 14日に初日を迎えた大相撲1月場所。稀勢の里がいきなり負けるなどの波乱もあったが、それより何より、注目を集めたのが横綱白鵬(32)だ。

 昨年の横綱審議委員会では「張り手、かち上げが15日間のうち10日以上ある。これは横綱相撲とは言えない、美しくない」と非難囂々。横綱らしくない相撲はかねて批判されていたが、V40を達成した11月場所の千秋楽に万歳三唱を館内に要求したこともあって、集中砲火を浴びた。

 もはやヒジ打ちともいえるかち上げは減少傾向にあったものの、代わって張り差しが激増。そうした武器をいや応なしに封じざるを得なくなった。

 この日は北村横審委員長らが見守る中、気鋭の阿武咲と対戦。立ち合いではヒジも張り手も飛ばさず、真正面から左上手を取りにいった。しかし、阿武咲の圧力に押され土俵際へ。あわやと思った瞬間、左に回りこみ、逆転の突き落としを決めた。

 支度部屋では「上手は取れなかったけど、反応よく白星を拾えた」と、神妙に語った白鵬。報道陣に「余裕があるようにも見えた」と聞かれると、「余裕がないと残せない」と答えた。

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