チャリティー縮小も集金強化 “強欲”女子プロ協会の行く末

公開日: 更新日:

【ヨコハマタイヤPRGRレディス】

 アン・ソンジュ(30)が鈴木愛(23)とのプレーオフを1ホール目のバーディーで制し、ツアー通算24勝目を挙げた。これで開幕戦から2戦続けて韓国人プロが優勝した。

 最終日はちょうど東日本大震災発生から7年を迎え、スタート前の7時15分に選手や協会スタッフが黙とうをささげた。

「ただ日本女子プロゴルフ協会のホームページにあった“心をひとつに 東日本大震災復興支援”と“熊本地震復興支援”のバナーがいつのまにか消えて、昨年暮れに義援金の受け付けがひっそり終了していたのです」(ツアー関係者)

 それなりに評価された活動だったが、大震災からまだ10年も経っていないのに、協会のチャリティー活動は縮小していたのだ。

「被災したすべての人に寄り添い、いつまでも忘れない気持ちがあるのなら、選手に喪章をつけてプレーさせてもよかった。樋口久子前会長時代には、腰に喪章をつけた選手に樋口さんが“胸から上につけなければ失礼になる”と一人一人注意していた。その時に比べて協会の社会貢献活動がおろそかになってきたように思われます」(前出のツアー関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…