3安打4打点の大爆発 巨人由伸監督のクビは岡本の活躍次第
「当然、今季の最重要課題は4年ぶりのリーグ優勝ですが、シーズンの結果が由伸監督の進退に直結するかどうかは難しい問題です。野球賭博問題のさなかに突然の監督就任要請で火中の栗を拾ってもらった、という負い目が球団上層部にはやっぱりあるし、由伸監督の現役時代から目をかける渡辺主筆(読売新聞グループ本社代表取締役)にもなんとか続投させたいという親心がある。開幕前の激励会で、『長嶋茂雄さんは監督を15年やった。(由伸監督は)10年以上やるつもりで、長嶋さんの記録を塗り替えてくれると期待します』とハッパをかけたのは主筆の本音だと思う。仮に今季、V逸しても、巨人の将来に希望を感じられる戦いをすれば、退任とか解任とか、そういう事態は避けられるとみています」(球団関係者)
つまり、かねての巨人の問題である、若手の育成・成長に一定の成果が見られれば、指揮官の去就にも猶予が与えられるということだろう。となれば、岡本の責任は重大。若手の最有望株にして、育成ベタの象徴例とされたこの21歳の今季の結果が、由伸監督の進退に直結する。
この日の活躍で岡本はリーグトップの18打点(打率・297、4本塁打)。打つ手を休めるヒマはない。