3安打4打点の大爆発 巨人由伸監督のクビは岡本の活躍次第

公開日: 更新日:

 解説の仕事で甲子園を訪れていた侍ジャパンの稲葉監督も、「いや、もう、スゴイとしか言いようがないですね」と感嘆するしかなかった。

 22日の阪神戦で巨人岡本和真(21)が、3安打4打点と大爆発。四回1死三塁で勝ち越しの中前適時打を放つと、五回無死二、三塁ではバックスクリーンへプロ入り後初の甲子園弾となる3ランを叩き込んだ。

「球場はどこでもホームランは素直にうれしい。打点があるのは、前の打者が塁に出て、チャンスで回していただいたおかげ。先は長いけど、今後もしっかり勝っていけるように頑張ります」(岡本)

 高橋由伸監督も「(走者が)たまったところでの一発は大きい。その前の適時打も勝負強さが出た」と手放しだったが、岡本の活躍で阪神を3タテしても、それでもまだチームは9勝11敗と負けが先行。チーム防御率4点台の投手陣などを考えれば、安閑としていられないのが現状である。

 由伸監督は就任以来、2年連続でV逸。昨季は11年ぶりのBクラス4位に沈んだ。今季で3年契約が切れる指揮官にとっては崖っぷちのシーズンで、メディアは“3年連続で優勝を逃せば解任も”と開幕前からオフの去就問題にウの目タカの目になっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…