2戦8打点と覚醒も…巨人・岡本は“守備たらい回し”の可能性
巨人の和製大砲がついに覚醒した。
1日の阪神戦。2点を追う四回1死二、三塁から、岡本和真(21)が左越えへ豪快に逆転3ランを叩き込み、「外野フライでも1点。高めを思い切り振ろうと打席に入った」と笑顔を見せた。
前日の2戦目にも今季1号の3ランを放ち4安打5打点。開幕3試合で11打数5安打8打点2本塁打、打率.455の大活躍に、高橋由伸監督(42)も「勝負強いというか、見事な本塁打」と目を細めた。
開幕カードは「6番・一塁」で出場した。だが、このまま一塁のレギュラーを確保できるかといえば、そんな簡単な話ではないらしい。由伸監督は「岡本は打ってくれさえすれば、守備位置はこっちで考える」と繰り返している。問題は「ポジション」なのだ。さるチーム関係者がこう言う。
「5番のマギーが4タコ2三振。3試合で打率.083とブレーキで打線を分断している。昨季もオープン戦は絶不調だったが、開幕すると3割前後をキープしながらスタートを切り、最終的に打率リーグ2位の好成績を残した。首脳陣の信頼度は高いが、一方で周囲からは阿部を代打の切り札にしておくのはもったいないとの声もあり、三塁マギーと一塁阿部を併用するプランがある。この場合、どちらか出ない方のポジションに岡本が入る。一塁が阿部なら岡本は三塁。マギーの不振があまり長引くようなら、阿部が一塁、岡本が三塁で定着する可能性もある。マギーの三塁よりかなり守備力は落ちるものの、岡本の三塁はオープン戦でも試しています」