得点圏低く出塁率チームトップ 巨人ゲレーロの適正打順は

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 巨人アレックス・ゲレーロ(31)が珍しくチャンスで打った。

 敵地甲子園に乗り込んだ20日の阪神戦。2―0の四回無死満塁で3番のゲレーロに打順が回ると、バットの先っぽに当たった打球は不規則な回転がかかり、一塁・ロサリオの股間を抜ける適時2点二塁打となった。

 中日時代の昨季に35発を放って本塁打王を獲得したが、打点は86。22本が走者なしの場面で「ソロキング」と揶揄された。今のところ、巨人での2本もソロである。昨季の得点圏打率は・258で今季は20日現在・200。この日もラッキーな適時打以外は2度の得点機でいずれも三振に倒れた。

 一方で出塁率はチームトップの・418。この日も2つ選び、リーグ4位の14四球だ。ゲレーロをよく知る関係者は、「普段は選球眼がいいのに、走者がいると、どうしても力んでボール球にも手を出してしまう」と言う。そんな助っ人だから「返す側」のクリーンアップには向いていないとの指摘がある。

 巨人のチーム打率はリーグトップ。それなのに、なぜ最下位なのか。チーム防御率が同ワーストの投手陣ばかりが原因ではなさそうだ。

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