中日選手なぜ長寿 15回連続ゼロ封で2勝目の40歳山井に聞く
ベテラン右腕がこの日も「0」を並べた。
先月40歳になった中日の山井大介が、日本ハム打線を6回3安打無失点に抑え、2勝目を挙げた。今季初登板のDeNA戦(5月22日)でプロ野球史上9人目となる40代での完封勝利をマーク。これで前回登板から15回連続無失点となった。森監督は「同じ実力なら若手を使う」という方針。それでも中日には、山井や現役最年長の岩瀬仁紀(43)をはじめ、荒木雅博(40)や今季加入した松坂大輔(37)らベテランが多い。かつては、50歳で現役引退した山本昌(52)、45歳まで現役を続けた山崎武司(49)も在籍した。
なぜ中日は「長寿球団」なのか。山井はこう言う。
「どうやったら長く現役をやっていけるのか、というのを岩瀬さんとか山本さんとか、先輩の姿を見たり聞いたりして教わることで、受け継いでいるんだと思う。中日の選手はみんな自分を持っているし、やるべきことをやっているのを肌で感じてきた。自分に合うものをうまく取り入れていける環境があったのも大きい」
年齢を重ねていくにつれ、体の衰えと日々闘いながらの生活が続く。怖いのは選手生命を脅かす故障だ。その点についても山井は「いいお手本がたくさんいたのでありがたい」と言ってこう続ける。