MLBドラフト会議 大谷の二番煎じ狙い二刀流が上位候補に
MLBのドラフト会議が日本時間5日から3日間行われる。
二刀流の高校生ブレンダン・マッケイ(レイズ1巡目指名)が注目された昨年に続き、今年も「2ウエー・プレーヤー」が上位候補に名を連ねている。
2巡目まで指名される初日に早々と名前をコールされるとみられるのが、メーソン・ディナバーグ投手(18)、アンソニー・シーグラー捕手(18)の高校生2人。右腕のディナバーグは外野手としても評価されるが、スイッチヒッターのシーグラーは投手との二刀流にとどまらない。カータースビル高では投手と捕手以外にも内外野全ポジションをこなしたマルチプレーヤー。今春のリーグ戦では25・2回を投げ、防御率1・09、29奪三振、6四球。野手では打率・421、13本塁打、16盗塁をマーク。さらに驚くべきことに、本来は右利きのシーグラーは幼少時から左でも投げてきたため、メジャーでも過去に例がない両投両打だ。
各球団ともシーグラーの指名を検討しているのは、将来性を高く評価しているのはもちろん、全ポジションをこなす両投両打という話題性も見込んでいるからだ。今季は開幕から二刀流大谷の活躍が全米の話題を独占。本拠地エンゼルスタジアムだけでなく、大谷は敵地の集客増にも貢献している。
シーグラーが数年後、メジャー昇格を果たせば、物珍しさから客寄せになる。複数の米メディアによれば、ロッキーズ、ロイヤルズなど観客動員に悩む地方の小都市を本拠地にする球団が、大谷の二番煎じを狙って指名するという。