東洋大コールド負け ドラ1候補を巨人スカウトはどう見た?
全日本大学野球選手権は13日、2回戦が行われ、ドラフト1位候補右腕3人を擁する東洋大(東都)が九産大(福岡6大学)に3―10で7回コールド負けを喫した。
最速151キロの先発・上茶谷大河(4年=京都学園)が誤算だった。二回に4安打を浴びて3失点。三回に1死満塁のピンチを招いて降板。右くるぶしに打球を受けた影響で4月10日以来の公式戦登板となった、最速153キロの2番手・梅津晃大(4年=仙台育英)も勢いを止められない。連続適時打を浴び、0―7とされた。五回には9番打者にソロ本塁打。3―8で迎えた七回にも2打席連発となる2ランを打たれ、コールド負けが決まった。
ネット裏で視察した巨人の岡崎スカウト部長がこう言う。
「上茶谷は(5月29日からのリーグ戦最終節で)3連投した疲れが残っていたね。復帰した梅津は故障明けだしね。梅津はリーグ戦で1回しか見たことがなかったから、見られてよかった。2人とも1試合打たれたからって評価は変わりません。ドラフト1位? 投手か野手かもまだ決まっていません。今年は昨年の清宮のような軸になる選手がいない。一軍は投手陣が苦しい? まあ、野球は投手だから。8割方ね。だから支配下の半分は投手なんだよ。それだけ必要で、それだけ難しいということ。だからいい投手は毎年欲しいよ。でも、今年は特にそうかもしれない」