東京五輪招致問題 竹田恒和会長はIOCからも聴取されていた
2020年東京五輪・パラリンピック招致に絡む贈賄容疑で、フランス捜査当局が正式に捜査を始めた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長。国際オリンピック委員会(IOC)の倫理委員会も一昨日の11日、テレビ会議を通じて竹田会長に事情を聴取したことが12日、分かった。またJOCは12日、15日に竹田会長が都内で記者会見を開くと発表した。
竹田会長は12年からIOC委員を務めている。IOCのスポークスマンは「推定無罪の原則を尊重しながら、状況を注意深く見守っていく」とのコメントを出した。
竹田会長が理事長を務めていた招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に約2億2000万円を支払ったことが疑惑の焦点となっているが、竹田会長は、フランス当局から事情聴取を受けたことは認めたが、一貫して不正を否定。15日の記者会見で自らが説明することにより、疑惑の沈静化を図るものとみられる。