帰国後バタバタで35位T 今平周吾“マスターズかぶれ”の徴候

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 今平も同じように、「できれば15ヤード、とりあえず10ヤードアップを目指したい」とドライバー飛距離への課題を口にした。マスターズ初日は287ヤード(平均297ヤード)、2日目283ヤード(同292ヤード)という数字に愕然としたのだろう。日本では昨季ドライバー飛距離は287・09ヤード(ランク32位)と飛ばないわけではない。しかし、メジャーの中に入ると飛ばない現実を突きつけられてしまう。

「日本人選手はメジャーで飛距離不足に悩みますが、別の考え方もある。米ツアーには飛ばなくても活躍する選手はたくさんいます。例えば世界ランク51位につけるジム・フューリクです。ドライバーは274ヤード(同208位)と飛ばない。しかし、フェアウエーキープ率1位、平均ストローク3位、パーオン率12位と抜群の安定感を誇っている。日本人選手も飛ばしではなく、もっと違うスキルを高めたほうがいい」(米ツアー記者)

 今平はショットメーカーだ。飛ばしを求めて持ち味を失うのではなく、飛ばなくても、曲がらないフューリクを見習うべきだ。

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