強さはDNAだけじゃない サニブラウンを変えた“脱昭和指導”
しかし、100メートルは圧勝も10秒を切れず、200メートルも驚くほどのタイムではなかった。
サニブラウンが100メートルの日本記録(9秒97)を出した全米大学選手権で優勝したディバイン・オドゥドゥルの時計は今季世界最高の9秒86。2位のクラバン・ギレスピーでも9秒93だった。9秒97の日本記録に大騒ぎする島国にとどまっていれば勘違いするだけ。海外留学で「世界には化け物みたいな選手が多い」と身をもってわかったサニブラウン。日本を飛び出して大正解だ。