著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大迫は設楽に3枠目まで持っていかれるのを見ているだけか

公開日: 更新日:

■打倒青学大の信念

 2人の監督は年齢こそ離れているが、ともに福島県出身。特に東日本大震災の直前に上京した酒井監督は、故郷への重い思いを背負ってきた。

「福島同士で競ってきた駅伝経験が生きました」

 そうメールをくれた酒井監督も大八木監督もマラソン経験者だ。“打倒青学大”という共通の信念が実ったと言えるのではないか。ところでメールにはこうあった。

「(設楽)悠太は日本記録更新とオリンピック代表を狙いに行きます!」

 まだ話は続くのだ。

■ほくそ笑む東京マラソン

 3枠目を競うMGCファイナルチャレンジは、大迫の持つ日本記録2時間5分50秒を、福岡国際(12月1日)、東京マラソン(3月1日)、びわ湖毎日(同8日)のいずれかで切ることが条件。MGCに集合したトップが「3」を狙うためには福岡では準備時間がなく、一流選手とともに日本記録を演出できるのは東京マラソンしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇