中日ドラ1石川昴弥の評価急上昇で…2年目根尾昂の未来図は
中日のドラフト1位ルーキー石川昂弥(19=東邦)が高卒新人では12球団最速の一軍デビューを果たした。
12日の広島戦で初昇格即「7番・三塁」でスタメン出場すると、二回の第1打席に遠藤の131キロのチェンジアップに反応。左翼線に運ぶ二塁打を放った。その後は3打席連続三振に倒れた。
11日の広島戦で三塁の高橋周平(26)が左太ももを故障。復帰に1カ月ほどかかる見込みで、緊急昇格が実現した。
新人ながら球団の評判は上々だった。6月に開幕したウエスタン・リーグでは「4番・三塁」で全9試合に出場。今月2日には公式戦初本塁打を放ち、打率・258、1本塁打、3打点の成績を残していた。中日関係者が言う。
「高校通算55本塁打の長打力が魅力で、球団には和製大砲に育てたい構想がある。守備位置は三塁が基本線になるでしょう。そうなると、三塁の不動のレギュラーである周平は、いずれ二塁に回る可能性がある。遊撃には守備力が安定している京田がいて、現状では動かすことはできないというのが与田監督の考え。そうなると、鳴り物入りで入団して2年目を迎える根尾(昂=20)のポジション問題が浮上します」