ソフトB周東が大暴れ 育成出身躍進の裏に身内仰天の厳しさ

公開日: 更新日:

 8連勝で2位ロッテとのゲーム差を5・5に広げたのが18日のソフトバンクだ。

■周東が4安打3盗塁

 この日のヒーローは4安打3盗塁をマークした周東佑京(24)。象徴的だったのは五回。この回先頭で打席に入り、バント安打で出塁。すかさず二盗、三盗を決めると暴投で生還した。三回の二盗と合わせてリーグトップの39盗塁とすると、打っても適時打2本を含む今季2度目の4安打と大暴れだ。

「1番打者を任されていることを意気に感じ、楽しみながらプレーしています」

 試合後にこう言った周東は2017年の育成ドラフト2位。エースの千賀(27)、先発右腕の石川(28)、正捕手の甲斐(27)、内野手の牧原(28)……育成から雨後のタケノコのごとく選手が出てくるのは一芸に秀でている選手の発掘と、16年に完成した二、三軍施設の環境が大きいといわれるが、それだけじゃないという声も聞かれる。

「とにかく育成選手のいる三軍の厳しさはハンパじゃない。首脳陣は遠慮なく怒るし、かなりハードな練習もガンガンやらせてます。それでも選手たちは音を上げない。一日も早く一軍に這い上がろうと、目の色を変えてプレーしている。育成選手たちのハードな練習を目の当たりにしたフロントのひとりは仰天、『三軍と比べたら二軍はかなり甘い。本来なら二軍も同じように厳しくすべきなのに……』とボヤいたくらいですから」とは、さる放送関係者だ。

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