C大阪・瀬古歩夢 破天荒な金髪DFは東京五輪の滑り込み狙う
「経験豊富ですし、横にいるだけで勉強になる。ああいうドシッとした面構えのDFになりたい」
今季フィールドで3人しかいないフルタイム出場DFの一挙手一投足を目に焼き付けている。
もう一つの刺激は、親友・菅原が10月のカメルーン戦でA代表デビューしたことだ。
「仲のいいユキナリが欧州CLの予選とかELに出ていて、A代表入りしたことは正直、悔しい」と複雑な胸中を吐露したこともあった。さらにはC大阪でユースの途中まで切磋琢磨してきた鈴木冬一(湘南MF)も年明けからスイス1部ローザンヌへ赴くことになり、瀬古の負けじ魂に火がついたのは間違いない。
「今はチームで活躍したいという思いが強い。今季の横浜M戦でエリキのシュートを守り切った場面は成長を感じた。そういう仕事を増やしたい」と言う男が狙うのは東京五輪の大舞台。海外組のDF冨安健洋らに肩を並べる才能といわれる瀬古には大いに期待したい。