鹿島FW上田綺世は脱「大迫1トップ依存」のキープレーヤー
上田綺世(鹿島・FW・22歳)
「国内組の見極め」と位置付けられる東京五輪代表合宿が22日、千葉県内のJFA夢フィールドで始まる(~26日)。最大の注目はA代表経験者でエース候補最右翼の鹿島FW上田綺世(22)だ。
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「最終的に彼にボールをつなげば得点の可能性が高まるし、決めてくれるという信頼が高まった」
日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督が目を細めるように、最近の上田の躍進ぶりは目覚ましい。法政大3年の2019年にA代表入りし、コパ・アメリカや東アジア選手権参戦を果たすなど点取り屋の才能は以前から高く買われていた。
が、同年7月に大学サッカー部を退部して鹿島入りした直後はプロの壁にぶつかった。半シーズンを戦った昨季は13試合4点とブレークしきれず、実質プロ1年目の今年は開幕前から負傷。リーグ再開後の7~8月も再びケガに悩まされた。
それでも復帰後は着実に復調。10月までに4点を奪い、11月には4ゴールを固め取り。12月12日の清水戦で2発を叩き出し、ついに2ケタの大台に乗せたのである。