広島MF浅野雄也 実兄・拓麿と史上初“兄弟五輪戦士”なるか
浅野雄也(広島・MF・23歳)
「タク(浅野拓磨=セルビアのパルチザン・ベオグラード所属FW)が活躍するとメッチャ悔しかった」と語気を強めるのは、実弟の雄也だ。兄弟初の五輪出場に燃える点取り屋である。
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今季初挑戦のJ1で2学年上の兄がつけていた背番号「29」を背負い、32試合5得点という成果を上げた。
「スピードはタクの方があると思うけど、足元の技術はタク以上のものを持っている。ドリブルとか攻撃の部分は、この1年こだわってやってきたので、今回の五輪代表合宿でもゴールに向かう姿勢をどんどん出したい」とギラギラした野心を前面に押し出した。
「(7人きょうだいの)4番目の雄也は、相当な負けず嫌い。家ではジャイアン的な性格。かなりのエゴイスト」と兄・拓磨が評するように点取り屋らしいキャラクターでここまで這い上がってきた。
高校サッカー界の名門である四日市中央工高を全国高校選手権準優勝に導き、卒業後に広島入りした兄とは違い、四日市四郷高―大阪体育大というコースを歩んだ。