MLB開幕延期決定でシーズン短縮不可避…広島・誠也とマリナーズFA雄星も“中ぶらりん”

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 大リーグ機構(MLB)と選手会による新労使協定に関する交渉が1日(日本時間2日)、米フロリダ州ジュピターで行われたが、再び決裂した。両者の交渉は9日連続で、前日には16時間半にもわたる長時間の話し合いを敢行。予定通り31日にレギュラーシーズンを開幕するための交渉期限を当初の2月28日から1日午後5時(同2日午前7時)に延長しながら、選手会がMLB側の「最善で最後の提案」を拒否して妥結しなかった。

■2カード中止、シーズン短縮

 これにより開幕は1995年以来27年ぶりに延期され、最初の2カードが中止。通常162試合制から155試合制へのシーズン短縮は避けられなくなった。

 現地で会見したロブ・マンフレッドコミッショナーは「予定通りの開幕に向けてさまざまな可能性を模索したが、残念ながら合意には至らなかった」と開幕延期は苦渋の決断だったと明かし、「今後も早期解決に向けて努力していきたい」と話した。

 複数の米メディアの報道によれば、ポストシーズン進出チーム数を昨季までの10球団から12球団への増枠、ナ・リーグにもDH制を採用することなどで合意。一方、年俸総額、最低保障、年俸調停権のないメジャー3年未満の選手のボーナス額といった主要争点で両者の隔たりは最後まで埋まらなかった。

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