MLBは開幕さえピンチ!4度目の労使交渉も決裂…物価高で試合減ならファン離れ危機

公開日: 更新日:

 米大リーグ機構(MLB)と選手会は日本時間25日、フロリダ州ジュピターで労使交渉を行い、主要争点である年俸総額、最低保障額について話し合ったが、4日連続で合意には至らなかった。今後は双方とも予定通り同4月1日に開幕するためのリミットとされる3月1日まで連日交渉する。

 複数の米メディアによれば、交渉が遅々として進まないことから、MLB側は開幕が遅れた場合、レギュラーシーズンの試合数削減を検討するという。

 現役選手がシーズンどころかオープン戦の開催すら危ぶまれている状況に、SNS上では「我々の楽しみを奪う気か」「応援する側の気持ちも考えてくれ」といったファンの切実な声が上がっている。

 予定通りに開幕が迎えられず、試合数削減ともなれば、メジャーはファンにソッポを向かれることになりかねない。

「最低年俸を1億円以上要求するなど、選手会側の主張を見る限り、時には過激な手法で経営者側をねじ伏せたかつての米国の鉄鋼労組、自動車労組と何ら変わりません。リッチ層の大リーガーがブルーカラーの交渉手法を真似していることに違和感もあります。米国のファンが選手会に不信感を抱くのは当然です」(スポーツライター・友成那智氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…