(4)北京では五輪憲章「第50条」の精神に反する中国と組織委の言動が黙認された
北京五輪はクローズドループという厳格な選手隔離方式を完成させたが、本来選手たちはオリンピック運動のバブルに包まれるべきだ。そこに体を張るIOCがあってこそ、第50条は意味がある。
ウクライナ男子スケルトンのヘラスケビッチ選手が競技後、テレビカメラに「NO WAR IN UKRAINE」とメッセージを掲げたが、IOCはおとがめなしだった。「NO DISCRIMINATION IN UYGHUR」でもそうでなければならない。 (つづく)