北京冬季五輪
-
フランスが2030年冬季大会招致も…「冬季五輪」は本当に必要なのか?
まったく興味がない国も多い。 フランス五輪委員会は18日、2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を目指すことを発表した。 来年、首都パリで夏季大会の開催を控えているフランスで冬季五輪が実現すれば、1924年シャモニ...
-
IOCバッハ会長と中国李強首相が「スポーツの政治利用反対」で握手の笑止千万
また、世界の失笑を買った。 中国の李強首相はさる6日、北京で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談。李首相は「IOCと連携しながらスポーツの政治化に反対し、五輪運動にこれまで以上に貢献したい」と言った。一方のバッ...
-
ロコ・ソラーレ支えるリンドHCに契約延長報道 辞めるに辞められない日本のカーリング事情
いつまで繋ぎ止められるか。 先日のカーリング日本選手権で女子の頂点に立った「ロコ・ソラーレ」(LS)。2018年平昌五輪で日本勢初のメダルとなる銅、今年2月の北京冬季五輪では初の銀を獲得した。日本代表を快進撃へと導いたのがカ...
-
<23>ドーピング違反のロシア人選手を見て…私の心の中で悪魔が囁いた
ウクライナが戦火に包まれる中、13日に北京パラリンピックが閉幕した。ロシアの休戦決議違反に加え、ドーピング問題もまだ解決していない。 ロシアはスピードスケートも強豪国のひとつ。そのドーピングに、私も“関与”したことがある。も...
-
(5)高梨沙羅のスーツ違反騒動で矢面に立たない伊東団長、原田総監督の会見を聞いて愕然
北京冬季五輪のスキージャンプ混合団体で事件は起きた。日本期待の高梨沙羅選手が103メートルの大ジャンプを見せたが、スーツの規定違反で失格するという波乱。ほかにも、強豪3カ国の女子4選手が失格になり、競技が台無しとなった。 国...
-
(4)北京では五輪憲章「第50条」の精神に反する中国と組織委の言動が黙認された
中国政府による新疆ウイグル自治区における人権蹂躙問題に対して、世界の多くの人権団体が抗議し、北京冬季五輪を中止するように国際オリンピック委員会(IOC)に抗議していたが、あくまでも政治的中立を盾にIOCは飄々と開催に臨んだ。 ...
-
<22>高木菜那所属・サンキョー廃部の衝撃 メダルラッシュが企業スポーツを追い込む皮肉
今月1日、スピードスケート界に衝撃が走った。「日本電産サンキョー」スケート部の廃部。清水宏保くん、高木菜那選手らメダリストを輩出してきた名門スケート部がまたひとつ姿を消すことになった。廃部だけは避けてほしかっただけに、残念でならない...
-
(3)プラダのロゴにIOCがNG…マリノ選手の五輪メダルを阻んだ“金科玉条”「ルール40」の実態
ジュリア・マリノ(24)はビッグエア出場を諦めた。スノーボード米国代表として、北京冬季五輪女子スロープスタイルで銀メダルを獲得。その余勢を駆ってビッグエアに挑むつもりだった。それを阻んだのが「ルール40」だ。 マリノ選手は高...
-
(1)オリンピックの憲法がひっそりと改正、承認されていた!
オリンピックの理念は究極的にスポーツで世界平和を構築することである。メディアがこれまで批判してきたオリンピックの肥大化もプロ化も商業主義化もすべてこの理念を実現するための過程であると私は見てきた。オリンピックやそれをつかさどる国際オ...
-
ロシアとベラルーシの北京パラ除外決定…政治的中立を失った「平和の祭典」の末期症状
光芒一閃の出来事だった。3日、国際パラリンピック委員会(IPC)が、北京パラリンピック参加を容認していたロシアとベラルーシ選手について急転、出場禁止とすると発表した。 4日は開会式。土壇場での方針転換についてIPCのパーソン...
-
北京五輪での袋叩きも吹き飛ばす フィギュア“ロシア鉄の女”が手にする膨大なカネと権力
その“ニンジン”は規格外だ。 カミラ・ワリエワ(15)のドーピング違反で注目されたロシアは、超の字がつくメダル至上主義国家。メダルを取れば、アスリートは国内での地位が確立され、生活が保障される。さらに驚くべきは、メダリストを...
-
日本は「2030年札幌五輪」を開催するつもりか “負の大会”北京五輪をも利用した欺瞞の招致
選手の活躍が隅に追いやられ、疑惑と不祥事が噴出した大会だった。 ■ドーピング、規定違反、疑惑の採点…メチャクチャだった北京五輪 20日に閉幕した北京冬季五輪。日本は、金を含むメダル4個を獲得したスピードスケートの高木美...
-
ワリエワに続きスペインペアからも違反者…フィギュア界を揺るがす「薬物とジャンプ」
フィギュアは他競技に比べて圧倒的にドーピングが少ない──。 昨年12月に世界反ドーピング機構が公表したデータによれば、2019年の1年間でフィギュアスケートの違反件数はわずかに1件。長く“優良競技”として認識されてきたからこ...
-
<20>問題だらけの北京五輪 こんなことが続くと五輪はなくなる
北京五輪が日本冬季史上最多18個のメダル獲得で幕を閉じた。スピードスケートでもメダルラッシュ。一方で、ワリエワ選手のドーピング騒動など波乱も多かった。ここまで問題だらけの五輪は、5度出場した私も経験したことがない。 【写真】こ...
-
ワリエワ騒動とフィギュア界の今後を斬る「ジャンプ競争の流れは変わらない」
五輪期間中、トップスケーターであるワリエワ(15、ROC=ロシア・オリンピック委員会)にドーピング違反が発覚。16歳未満の「要保護者」であることなどを理由に、シングルの出場が認められたが、精神的なダメージも大きく、4位に終わった。ト...
-
札幌市とJOCはカーリングさまさま!“道民”メダルラッシュにLS銀で冬季五輪招致にダメ押し
誰も彼もが便乗したがっている。 北京五輪最終日の20日、初の銀メダルに輝いたカーリング女子代表のロコ・ソラーレ(LS)。決勝戦の視聴率は29.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という驚異の数字を叩き出し、今や時代をときめく...
-
羽生結弦の北京五輪を“兄弟子”が斬る「4A挑戦は大正解だった」 現役続行か引退か?
北京五輪のフィギュアスケートは波乱の連続だった。男子は五輪3連覇を狙った日本のエース・羽生結弦(27)がフリーで4回転アクセル(4A)に挑むも、決め切れずに4位となり、メダルを逃した。女子では史上最強といわれたワリエワ(15、ROC...
-
カーリング女子「銀」の“お値段”…ご褒美は報奨金200万円と米&乳製品という厳しい現実
第9エンドで2点を奪われると、日本代表のロコ・ソラーレ(LS)は最終エンドを前に負けを認める「コンシード」を宣言した。有利な後攻だった第5エンドで1点のスチールを許し、第7エンドで致命的な4失点。主導権を奪えないまま、LSの五輪は終...
-
ロコ・ソラーレ銀メダル飛躍の陰に「2人の名指導者」 戦術面・JDと技術面・柳氏の手腕
20日、女子カーリングの日本代表ロコ・ソラーレ(LS)が2大会連続の表彰台となる銀メダルを獲得した。スキップ藤沢五月(30)は日本勢初の決勝進出に「日本のカーリング選手の皆さんがオリンピックで金メダルを取ることがもう笑い話、夢ではな...
-
ワリエワ騒動で浮き彫り ロシアの狂気的アスリート育成の実態…背景に「頭より筋肉」の思想
生まれた国が悪かったのか……。 フィギュアスケート女子シングルで4位に終わったカミラ・ワリエワ(15、ROC=ロシア・オリンピック委員会)のドーピング騒動に揺れるフィギュア界。国際スケート連盟(ISU)では、五輪などシニア大...
-
男子フィギュア羽生結弦が「4回転半」を披露するのはミラノ/コルティナ・ダンペッツォ
金メダル以上の“メダル”をファンにもたらしたらしい。 北京冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルで4位となった羽生結弦(27・ANA)。羽生は20日のフィギュアスケートのエキシビションに出演。後半21番目のプログラムで現れ...
-
“問題”だらけの北京冬季五輪を彩った 海外「強い美女金メダリスト」名鑑
かつて、これほど多くのゴタゴタが注目を集めた五輪があっただろうか。フィギュアスケート女子で4位に終わったカミラ・ワリエワ(15=ロシア・オリンピック委員会)のドーピング違反問題。スキージャンプ混合団体では高梨沙羅(25)ら4カ国5人...
-
ワリエワ騒動はこれからが本番…非難殺到“ロシア鉄の女”は粛清対象にならないのか
「鉄の女」への非難が止まらない。 ドーピング違反を犯したフィギュアスケート女子のワリエワ(15、ROC=ロシア・オリンピック委員会)は、17日のフリーで精彩を欠き、4位に終わった。キスアンドクライで号泣する15歳の姿に世界中が...
-
女子カーリングは銀以上が確定! スキップ藤沢“必殺ダブルテークアウト”で完全復調
女子カーリングは18日、準決勝を行い、1次リーグ4位のロコ・ソラーレ(LS)は首位通過のスイスを8-6で下し、初の決勝進出を果たした。20日の決勝は日本時間午前10時5分から世界ランキング1位のスウェーデンを下した英国と対戦する。 ...
-
ワリエワのドーピング疑惑で一転「マイメロディ」また受難…男女差別で“炎上”したばかり
今年はサンリオのキャラクター「マイメロディ(マイメロ)」にとって受難の年かもしれない。マイメロといえば、ハローキティに次ぐ人気で、白いウサギがモチーフ。おばあちゃんが作ってくれた赤いずきんを被っていて、〈すなおで明るい、弟思いの女の...
-
オリンピックに「西洋文化の超克」を考える…称賛され尊敬される“洗練”とは何か
オリンピックを見て思うのは、西洋文化を乗りこなすことの重要性だ。オリンピックはスポーツの祭典だが、世界へのプレゼンテーションの場でもある。どれだけ「かっこいい」と思わせるかで、センスの有無が測られるのだ。 イタリア選手団の制...
-
羽生結弦や高梨沙羅には同情するのに…北京五輪で高まる「反中感情」
北京五輪が開催されている中国で韓国人がキレている。選手村で提供される食事のまずさに対する不満に始まり、中国の民族を代表する一人として韓服を着た女性を登場させた開会式の演出にも「韓国文化の略奪だ」と腹を立てた。 【写真】この記事...
-
ワリエワ以上の注目度? 女性コーチ・トゥトベリーゼ氏の冷徹ぶりに「まるで月影先生」の声
やはり、出場するべきではなかったのではないか。 禁止薬物の陽性反応が出たにもかかわらず、CAS(スポーツ仲裁裁判所)に許可され、北京冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルに出場したロシア五輪委員会(ROC)のカミラ・ワリエ...
-
ノルディック複合団体は激闘制し銅! 最年少・山本涼太の“覚醒”がもたらした28年ぶり快挙
激闘の末に28年ぶりの快挙を成し遂げた。 17日のノルディック複合団体で日本が銅メダルを獲得。優勝した1994年のリレハンメル五輪以来となる7大会ぶりの表彰台に、エースの渡部暁斗(33)は「個人で取るメダルより何倍もうれしい...
-
カーリング女子2大会連続準決勝進出は“円熟味”アップの証し! 4年後ミラノで頂点の可能性
カーリング女子日本代表のロコ・ソラーレ(LS)が、敵失もあって2大会連続の準決勝進出を決めた。 スイスとの1次リーグ最終戦を4-8で落とし、通算5勝4敗。準決勝進出の可能性があった韓国がスウェーデンに敗れて4勝5敗となり、L...