鈴木誠也にいきなり試練…ナ中地区連覇狙うブルワーズ投手陣は難敵ばかり
「地区連覇を狙うブ軍にはツーシーム、カットボールを武器とする投手が揃っており、バーンズ、ウッドラフの両右腕とも対右打者は、1割7分9厘、2割1分9厘と抑えている。リリーフ陣はバラエティー豊富で、ヘイダーのような剛腕の他、3種類の変化球を投げ分けるスーターらの技巧派もいる。1年目の鈴木はブ軍投手陣に面食らうのではないか」(スポーツライター・友成那智氏)
今季のカブスは開幕4連戦を皮切りにブルワーズとの直接対決は16試合。開幕からいきなり試練を迎える。
■対戦打率3割の元巨人マイコラスはカモ
一方、レッズ、パイレーツは再建モードに入っており、投手陣はいずれも実績のない若手主体。この2チーム相手には一定の結果を残しそうで、カージナルス戦では2018年の最多勝(18勝)右腕をカモにするか。
元巨人のマイルズ・マイコラス(33)だ。広島時代の鈴木はマイコラスに対し、15打数5安打の打率3割、2本塁打、5打点、3四死球と得意にしていた。マイコラスは右前腕の屈筋腱を手術した20年は全休。昨季はわずか9試合の登板にとどまったが、今季は開幕に間に合う見込み。同投手は最多勝を獲得した18年オフのインタビューで「基本的に巨人時代と投球スタイルは変えていない」と話しているだけに、鈴木は難なく攻略しそうだ。