ロシア選手が五輪目指し“あの手この手”…憲章「国籍変更ルール」で国を捨てるしかない
「ロシア選手にも戦争反対の者はいるようだが、3月の北京パラリンピックがそうだったように、国際法を無視したロシアの残虐行為を許さない多くの国は、ロシア選手の出場を認めると対戦拒否やボイコットの意向を示すことは確実です。そうなると大会が成立しなくなる」(国内競技団体の役員)
ロシアは、フィギュア、レスリング、体操、テニス、競泳、アーティスティックスイミングなど、世界で頂点を狙える競技が多いだけに、五輪の舞台を諦め切れない選手も多いに違いない。
五輪憲章では、国籍変更した選手が他国の代表として五輪に出場するためには、元の国の代表になった最後の国際大会から3年が経過しなければならない。年齢的に間に合わない者も多いだろうが、28年ロス五輪に出るには国を捨てるしかない。