体操・杉原愛子が引退でメディア進出希望も…“花形”セカンドキャリアの厳しい現実
19日に行われた全日本体操種目別選手権(ゆか)で2位に入り、現役生活に幕を降ろしたのが杉原愛子(22)だ。
2016年リオ五輪に続き、昨夏の東京五輪の日本代表として体操界を牽引してきたが、世界選手権も含めてメダル無し。ここ数年はケガにも泣かされ、キャリアハイは15年のアジア選手権での団体と個人総合の金にとどまるが、インスタグラムのフォロワー数は6.6万人。東京五輪でエースを担い、ゆかで銅メダル獲得の村上茉愛(25)に1万人超の差をつけるなど、人気がある。
今後はエキシビションなどで体操に関わっていくと言い、報道陣には「メディアにも出たいので、使ってください」と、積極的に売り込み中だ。
女子アスリートが引退後に競技経験を生かしてメディアで活躍するケースは多い。体操界の先輩でいえば、ロンドン五輪日本代表の田中理恵(35)や、ロンドン、リオ五輪日本代表の畠山愛理(27)がそうである。
杉原は人気に加え、22歳で若いというアドバンテージもあるが、それでも「テレビ業界で食べていける元アスリートはひと握り。かなり厳しいと思います」とは、マネジメント事務所関係者。