IOCバッハ会長どの口が? ロシア選手の出場禁じたウィンブルドンを猛批判の笑止

公開日: 更新日:

 夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)の総会に出席した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長。テニス4大大会「ウィンブルドン」がウクライナ侵攻の制裁としてロシアとベラルーシの選手が出場を禁止したことに対し、大会主催者と英国政府を猛批判した。

「(英国)政府がそのような決定を下すことを許し続ければ、我々の負けといえるだろう。これは我々が支持するすべての原則に反する。これを政府に委ねれば、我々は政治の道具になり、公正な競争を保証できない」

 IOCはロシアとベラルーシの国際大会出場を禁止している一方で、中立的立場の国旗なき出場を許容している。五輪憲章の中にあるオリンピズムの根本原則「スポーツの政治的中立」に基づく主張だが、この文言を都合のいい道具にしているのはバッハ会長自身に他ならない。

 今年の北京冬季五輪ではウイグル自治区の人権問題が取り沙汰される中、「政治的中立」を理由に言及を避け続けた。IOC総会での会見では両手を広げて質問を遮るポーズを取り、「決して政治的な話には乗らない」とダンマリ。主催国の中国にドップリの姿勢は多くの批判を集めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…